【新発田市立川東中学校】避難所の実際を知る・中学校にある備蓄品を確認する

2019年10月30日(水)13:40~15:30

新発田市立川東中学校にて全校防災学習を行いました。

 

この学習の1週間前には教頭先生より、避難所の課題を題材とした全校道徳の授業を行っていました。

自分の意見を伝えたり、相手の意見を聞いたりしながら話し合いの中で納得できる答えを探す活動を通して、公正、公平に判断することや差別、偏見をゆるさないこと等を学んだ生徒たち。

 

まずは、避難所の実際の様子や運営について伝えた後、実際の避難所で起きた課題を例に困りごとを解決する方法をグループで考えました。

経験したことのない問題の解決策を考えることは難しく、悩んでいましたが、泣いている赤ちゃんを抱えたお母さんに対し「こどもの遊び相手になってあげる」「お母さんに声をかけてお母さんの話を聞いてあげる」などその人その人の気持ちを考え、寄り添った意見を出していました。

 

その後、実際に中学校が避難所になった場合の体験として、中学校の備蓄品(毛布や簡易トイレなど)を確認したり、非常用持ち出し品を確認したりする活動を行いました。新聞紙を使って紙コップも作りました。

 

学習後のアンケートでは、

「避難所では、自分が道徳の時に考えてはいない困りごとがたくさんあると思いました。赤ちゃんを連れている人はどうすればいいかと考えた時は自分でもあまり思いつかなかったけど、みんなの意見を聞いたら、そういう意見もあるんだなぁと思いました。家の人にも話してみたいと思いました。」

「他の地域が災害にあっている写真は、ニュースでもたくさん見ていましたが、学校においてある簡易トイレやシートなど、そして川東地域のハザードマップを見ると、改めて他人事にして考えてはいけないのだと知りました。他校の生徒のように自ら考え行動できるよう頑張りたいです。」

などの声がありました。川東中学校のみなさんありがとうございました。