2019年7月11日(木)13:55~14:40
新潟市立潟東小学校にて、第3学年の参観日に地震被災体験講話と新聞紙スリッパ作りを行いました。
中越地震発生時の写真を見て、実際の被災体験談を聞き、当時の様子や、避難所生活でどんな困り事があるのかを学びました。
電気・ガス・水道が使えなくなった避難所生活では、どんな困り事、心配事があるのかを保護者と一緒にみんなで考えると、
「電気が点かないと、お風呂やトイレが暗い」「病気になったらどうしよう」「体が洗えない」など様々な意見が出ました。
解決するために、自分たちには何が出来るのか。
病気にならないために、体操をして体を動かしたり、掃除をして感染症を予防する。
体が洗えない時は、ウェットティッシュなどで体を拭く。
いつも学校でしている掃除や、身近にあるもので解決できることもあるという事を学びました。
保護者と一緒に、新聞紙スリッパを作りました。
避難所にたくさんの人が集まると、スリッパが不足してしまいます。災害時は、雪の降る寒い冬ということもあります。
もしかしたら、裸足で避難してきた人もいるかもしれません。少しでも寒さをしのげるように。衛生的に過ごせるように。
身近にある物を工夫して、履物ができるんだ!
ということを体験しました。
自分の足のサイズに合わせて折り込んだり、靴のように足を包み込むように工夫する様子も見られました。
子ども達は、自分で作った新聞紙スリッパが出来上がると、嬉しそうに履いていました。
先生からは、今日の勉強をきっかけに、自宅の避難袋に新聞紙を入れようと思いました、とお話ししてくださいました。
熊本地震時に、避難所で小学生が活躍した様子も学びました。子ども達の力は、大人の助けにもなる頼もしい存在です。
潟東小学校の子ども達も、自分に出来ることを考え行動が出来るようになってくれると私たちも期待しています。