平成30年6月28日(木)新発田あかたにの家にて、
新発田市立御免町小学校 第5学年96名の防災キャンプが1泊2日で行われました。
その中で、1日目の川活動と避難所のルールを決める活動を担当しました。
昨年同様、川活動は、理科の「流れる水の働き」と関連させて活動しました。
固い板の上に小石の塊と砂利の塊をのせ、加治川のカーブの内側と外側でそれぞれ川の中に沈めた時の「流れの速さ」「川の深さ」を予想させ、実際に沈めて確認する予定でしたが、当日は残念ながら雨。
そのため、まずはあかたにの家で雨がっぱを作り、実際に着て加治川へ。
そして、子ども達でカーブの内側と外側の川の流れの速さ等と予想した後、私たち講師2名で川に実際に入り、カーブの内側外側の堤防で同時にペットボトルを投げ、流れの速さを確認しました。
その後、あかたにの家に戻り、避難所体験です。非常食を食べたり消防署の方と体験を行いました。
そして夕食後に、避難所生活について考える活動を行いました。
まず、災害時の避難所の様子や困りごと、活躍していた小学生等について伝えました。
就寝時間や起床時間等、この活動の後から翌日の起床までは、
学校のしおりに書いてありません。
このあと「皆が安心して避難所生活を過ごせる」ように、決めておかなければならないことをみんなで話し合って決めました。
グループで考え、発表を行いました。
他にも避難所の生活の中で必要なルール、寝るときの場所などもみんなで納得して生活できるように相談して決めました。
なぜその時間やそのルールが必要なのかという理由を伝え合い、
「1人が良ければいい」ではなく、「皆が安心して過ごせる」ということを大切に、みんなで話し合うことができました。
長い避難所生活では、声を出せない人がストレスをためて体調を崩したりすることもある。
せっかく避難してきた避難所の生活で命を落としてほしくない。みんなの意見を聞くことが大切。と伝えると、
今まで発言していなかった子も、手を挙げてくれたり、どんどん自分の意見を伝えていた子が他の人の意見に耳を傾けながら考え、発言する様子が見られました。
他の人を思いやる、みんなのことを考えて行動できる、素晴らしい御免町の子どもたちでした。