平成30年7月12日(木)新発田市立佐々木中学校にて
地域の方と一緒に避難所運営ゲームHUGの体験講座を行いました。
全校67名が縦割りで12グループに分かれ、
その中に地域の町内会やPTA保護者等に入っていただき、一緒に参加していただきました。
避難者カードやイベントカードを読み上げていくと、「もう来たよ!」「えー、それは我慢してよー」など言いながら、地域の方と一緒に、避難所をどう運営していくかを考えていました。
驚いたのは、たくさん避難者がきたり、問題が起きたりすると、サッと優先順位を考え、「こっち先に決めよう」という声が聞こえてきたことでした。
そして、体験が終わった後に、感想や気付いた事、また不安に感じたことをグループで共有しました。
「様々な事情を抱えた人が来るので、それぞれの対応が難しい」
「個人的な要望が出てきたりするので困る」
「こんな状況の中、家族にもし会えなかったら不安だ」
「慌てず、冷静に判断しなければいけない。リーダーが必要」
など、様々な気づきがありました。
また、佐々木地区のすべての人が安心して避難所生活を送るために「大切なキーワード」とその理由をグループで考えました。
「思いやり」「地域との連携」「助け合い」「お互い様」「助け愛⇒コミュニケーション」「協力」など様々な意見が出ました。
理由は「みんなが被災しているから、助け合わないと生きていけない」「不安を緩和するため、助けあうためにもコミュニケーションが大切」「自分がいいと思ってやることが、他の人にとってもいいこととは限らない」「自分以外にも困っている人がいる」
といった内容がでました。
話し合いの中で、地域の方が「どうしてそう思ったの?」「〇〇な事についてはどう思う?」といった声掛けをしてくださり、
中学生がしっかりと考え、発言し、地域の方がまたアドバイスする。というとても良い活動となりました。
地域のみなさま、ご協力いただきありがとうございました。
日頃から全校での活動を多くやっている佐々木中学校のみなさんは、縦割りでも1~3年生まで積極的に話し合う仲が良く、
そして、挨拶も笑顔も素敵なみなさんでした。
またお会いできるのを楽しみにしております。