平成30年6月16日(土)
新潟市立結小学校「荻川地区学校・地域合同防災訓練」にて、結小学校へ避難してきた小学生や中学生、保護者の方々を対象に、避難訓練の講評、防災講話の担当をさせていただきました。
当日の流れは、家から地域の一次避難所へ避難し、人数把握や避難所名簿を作成。その後、一次避難所から区指定避難所へ避難。受付で避難所名簿を確認し、各教室や体育館に開設された避難場所へ地域ごとに移動し、そこでミニ集会を行いました。
地域ごとのミニ集会では、主に中学生が進行係となり、避難所で役に立つ防災グッズ「新聞紙スリッパ」の作り方を小学生や保護者の方々へ指導していました。前に出てただ説明するだけではなく、積極的に小さい子たちにも声かけをし、一緒にやさしく作り方を教えていました。その後、楽しい自己紹介ゲームを行い、地域ごとの交流の場として、大変盛り上がっていました。
ミニ集会後、放送室から各教室のTVモニターや体育館のスクリーンを通じ、避難訓練の講評と防災講話をさせていただきました。
実際に避難している様子について講評後、改めて結小学校周辺の写真をお見せし、実際にここで強い地震が起こったら、どのような危険があるのか、地域ごとに考えていただきました。ブロック塀や家の窓ガラスが危ないなど、多くの気付きがありました。
その後、訓練当日から54年前に発生した新潟地震の当時の様子を映像でお見せし、新潟県にも津波がきたことを確認。そして、「結小学校の周りには津波がくることがあるか」など、○×クイズを行いました。最後に、避難所について説明し、災害の時は、①自分の命は自分で守る②避難したら皆で助け合う③一人ひとりが自分にできることを考えて行動することを伝え、終了しました。
初めての学校・地域合同防災訓練とのことでしたが、参加した全員の方が一生懸命に活動に取り組んでいらっしゃる様子がみられました。今後も継続した取組となるよう、ぜひ期待しています。