【防災玉手箱】長岡市立阪之上小学校原子力災害に関する講座

平成30年3月9日(金)13:45~14:40

長岡市立阪之上小学校にて「防災の日」の全校集会で原子力災害に関する防災講座を行いました。

 

①原子力災害の存在と身を守る方法を考える

・村活動へつなげるための予備知識を、〇×クイズを通して学びました。

 放射線と放射性物質についてイラストを使い説明し、「人から人にはうつらない」ことや身の守り方、屋内退避について、楽しく学ぶことができました。

 

②屋内退避や避難をする際の注意点を考える※村活動

・縦割り活動班(村)をA・Bの2グループに分かれ、長岡市原子力災害パンフレットのイラストを見ながら、屋内退避をした際に気を付けることを話し合い、その中から最も大切にしたい「村のおきて」を一つ決めました。

③発表

・まずは、村の中で(A・B)発表を行い、その後村の代表を決め、それぞれの村から「村のおきて」と「選んだ理由」を発表してもらいました。

発表では、「放射性物質が入ってこないように外気を遮断する。まずは自分の身を守るために放射線を体にいれないことが大切だから」「新しい情報を手に入れる。外で起きていることを早めに知ることで、早く行動することができるから」

「落ち着いて行動する事。落ち着いて行動することで、冷静に判断し行動することができるから」

「準備をしておくこと。早く行動しなければ手遅れになることがあるかもしれないから」など、様々な「おきて」が発表されました。

 

その後、自分たちだけが知っていても防げないこともある。大人だってパニックになることもある。だから日頃から家族全員で話し合いをしておくことが大切なことを伝え、まとめとなりました。

 

講座後のワークシートに書かれていた感想の一部を紹介します。

・もしげんしりょくさいがいがおきたら、ひとりしかいなくても、まどをしっかりしめてじぶんのいのちがまもれるようにしないといけないとおもいました。つくえにたべものがあったら、ラップをしめることをわすれずにしなきゃいけないなとおもいます。(1年)

・今日の全校集会では、原子力災害から身を守るということがとてもよく分かりました。それで、ほうしゃ線では、食べ物の中にも入っていることがとてもよく分かりました。それと、人間どうしで話しても、ほうしゃ線はうつらないということがよく分かったと思います。これで3年目です。次で4年目なので、村の人にもより多く伝えたいと思います。(3年)

・私は正直100%放射線をあびないことは無理だと思います。ですが、あびる量を減らすことならできます。その方法は「屋内退避」です。外にある空気をあびないことで放射線のあびる量を減らせます。なので私はこの近くで原子力災害が起きたら、まずは建物の中に落ち着いて入るということを覚えていきたいです。家族が多いのでみんなに習ったことを伝えて、家族で避難できるようにしたいです。

(5年)