平成29年7月6日(木)、7日(金) 二葉小学校第4学年45名
一泊二日、あかたにの家防災キャンプの様子です。
二葉小学校さんでは、昨年も宿泊での防災キャンプを実施しました。
地域の方と関わり地域の良さを知り、保護者の方のあたたかいサポートに感謝し、みんなに守られている実感からより命の大切さを実感する。そんな風に感じます。
1日目午前中は慶応義塾大学大学院防災社会デザイン研究室に在籍している、二葉小学校の卒業生の講師よりランタン作りや災害からの身の守り方をおしえてもらいました。
非常食を食べた後は、災害が起きた時の避難所ではどんなことに困るのか、そしてその対応策を考えました。
災害時にはみんなで協力することが必要だということを再確認し、グループに分かれて、
「生活ルール班」「物資班」「環境・衛生班」それぞれで、宿泊に向けての準備。
物資を配ったり、ルールを決めて何か所かに掲示したり、男女分かれて寝るか一緒に寝るかをみんなで考えたりと
すべて自分たちで考え、工夫し、協力して行います。
グループ決めの時、寝るところを決める時も、意見が分かれてしまったのですが、
お互い否定することなく譲り合ったり、納得するまで話し合う。
その一生懸命な姿に感動し、大人の方が涙が出そうになる場面もありました。
宿泊の準備が整ったあとは、みんなでサバイバルクッキング。
夕食後、羽越水害の話を地域の方からしてもらったあとは、蛍を見に行って就寝しました。
二日目の朝、みんな早起きして片づけもバッチリ。
ラジオ体操をして、朝食は人数より少ないパンとバナナをみんなでどうやって分けたら良いか考え、相談して、みんなで納得して朝食を食べました。
その後学校に戻り、今度は地域の方や保護者の方と一緒にまち歩きをおこないました。
もしもの時にこの地域の人はここに集まるんだよ、ここはお年寄りがたくさんいる建物だね、この用水路は見えにくくて落ちやすいから気を付けないとだね。など確認しながら歩きました。
まち歩きをした時にとった写真を地図に貼り、どんなところが危ないか、どんなところが役に立つか、理由と一緒に書き込みました。
その後、2日間にわたり活動し、さらに朝ご飯は少し少ない…お腹が減っている中で、保護者のみなさんが作ってくれたごはんを食べ、一番の笑顔になりました。
食べ終わったあとは最後、地域の方、保護者、先生、みんなで発表を聞きました。
地域の方とまち歩きをする中で、地域の方が「みんな何かあったら声を出しなさい、そうしたらすぐに地域の人が助けにいくから」という話があったそうです。
まさに、学校、家庭、地域でこどもを守り、育てる。そんな二葉地区。
感動の涙で活動を終えました。